本来はSE3P用ですが、FD3Sにも適合するとのことで購入しました。今のところ問題なく使えています…
RX-9で「開閉ライト搭載」の噂は本当?マツダの挑戦と課題を分析
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2025.02.15
CATEGORY: ロータリーの話題
目次
スポーツカーファンの間で注目を集めるマツダの次世代モデル「RX-9」。特に話題となっているのが、かつて多くのスポーツカーに採用されていた「リトラクタブルライト」、いわゆる開閉式ヘッドライトの復活です。
かつてのRX-7を彷彿とさせるこのデザインはスポーツカーの美しさを際立たせるだけでなく、空気抵抗の低減という実用性も兼ね備えていました。
しかし、厳しくなる安全基準や生産コストの問題により、1990年代後半以降は姿を消しました。
そんな中、マツダが発表したコンセプトカー「アイコニックSP」にはリトラクタブルライトが採用されており、これがRX-9にも搭載されるのではないかと期待が高まっています。
本記事ではRX-9で開閉ライトの復活する可能性や、そのメリット・課題について詳しく解説していきます。
✅記事のポイント4つ!
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RX-9で開閉ライトの復活は実現する?
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マツダがリトラクタブルライトを採用する理由
かつて多くのスポーツカーに採用されていたリトラクタブルライトですが、1990年代後半からは衝突安全基準の厳格化や生産コストの上昇により姿を消しました。
しかし、マツダはアイコニックSPの発表により再びこの開閉ライトを採用し、スポーツカーファンの注目を集めています。
その背景には単なるデザイン性の向上だけでなく、マツダが誇るスポーツカーの伝統を現代に継承したいという強い思いがあります。
また、リトラクタブルライトはaerodynamics(空力特性)にも影響を与えます。使用しないときにはボディと一体化し、空気抵抗を減少させるためスポーツカーに求められる高速走行時の安定性にも寄与します。
さらに、LED技術の発展により、従来よりも軽量でコンパクトな構造にすることが可能となり、機械的な複雑さや重量増加といった従来の問題点を克服できる可能性もあります。
アイコニックSPのデザインと特徴
マツダが発表したアイコニックSPは次期RX-9のコンセプトモデルとされるスポーツカーです。そのデザインは往年のRX-7を彷彿とさせる美しいフォルムを持ち、スポーツカーとしての魅力を最大限に引き出しています。
特に注目されるのは、ロングノーズとファストバックスタイルを組み合わせた流麗なボディラインであり、空力性能とデザイン性を両立させています。
ボディカラーには新開発の「ヴィオラ・レッド」が採用されており、深みのある鮮やかな赤が車の輪郭を美しく際立たせています。
また、スワンウィングドアを採用し、ドアの開閉時には斜め上に展開する構造となっています。これにより、乗り降りの際の視覚的なインパクトも非常に強く、未来的なスポーツカーらしい演出が施されています。
インテリアにおいても細部に至るまでこだわり抜かれています。運転席はドライバー中心の設計がなされ、シンプルかつ機能的なレイアウトが特徴です。
特にロータリーエンジンを搭載する可能性があることから、メーターやインフォテインメントシステムにもロータリーの意匠が施される可能性が高いでしょう。
リトラクタブルライトのメリットと課題
リトラクタブルライトには大きなメリットがありますが同時にいくつかの課題も存在します。メリットとしては、まずスポーツカーならではの独特なデザインを実現できる点が挙げられます。
ヘッドライトが格納されることでフロントフェイスがすっきりし、空気抵抗の低減にも寄与します。
また、必要なときにのみライトを展開することで、車のシルエットに変化を持たせることができ、視覚的な楽しさも生まれます。
こうしたギミックはスポーツカーの個性を際立たせる要素であり、所有する楽しみを増幅させます。
一方で課題もあります。最大の問題は安全基準のクリアです。
現代の自動車には歩行者保護性能が求められており、リトラクタブルライトが万が一の事故時に歩行者に与える影響を最小限に抑える工夫が必要です。
また、可動部品が増えることで故障のリスクが高まるという懸念もあります。こうした課題に対して、マツダは技術的な工夫を凝らし安全性とデザイン性を両立させる方針を取っていると考えられます。
RX-9で開閉ライトが搭載される可能性
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近年の安全基準と技術的な工夫
近年、自動車の安全基準は非常に厳しくなっています。特に歩行者保護性能に関する規制が強化されており、車両のデザインにも大きな影響を与えています。
リトラクタブルライトが一度廃れた理由の一つも、この安全基準への対応が困難だったためです。しかし、現代の技術を駆使すれば、この問題を克服することは可能です。
例えば、衝突時にライト部分が自動的に折れる構造を採用することで衝撃を和らげる工夫が考えられます。
また、LEDの採用により、従来のハロゲンやHIDライトに比べてライトユニット自体を小型化し、空気抵抗の増大を防ぐことも可能です。
さらに、モーター駆動の軽量化技術も進化しており、従来のリトラクタブルライトの欠点を解消する動きも進んでいます。
市販化の可能性とマツダの挑戦
アイコニックSPが公開されたことで、次期RX-9の市販化に期待が高まっています。しかし、現時点では正式な発表はなく、市場投入の可否は不透明な状況です。
それでも、マツダはロータリーエンジン搭載のスポーツカーを復活させる意欲を示しており、その象徴としてリトラクタブルライトが採用される可能性も十分に考えられます。
また、市販車としての実現可能性を考えた場合、コスト面の課題も無視できません。
リトラクタブルライトの採用には追加の開発費用やメンテナンスコストがかかるため、販売価格にどう影響するかが重要なポイントとなります。
それでも、マツダが培ってきた独自の技術とブランド価値を活かし、限定生産モデルや特別仕様車としてリトラクタブルライトを搭載する可能性は十分にあります。
RX-9の開発が進む中でマツダがどのような選択をするのか、今後の動向に注目が集まっています。
まとめ:RX-9で開閉ライトの復活は現実となるのか
以下に記事のポイントをまとめます。
- マツダがリトラクタブルライト復活を示唆している
- アイコニックSPに採用され注目を集めている
- リトラクタブルライトは空気抵抗の低減に貢献する
- 現代の安全基準への適合が課題となっている
- LED技術の進化により軽量化が可能になっている
- スポーツカーの個性を強調する重要な要素である
- 機械的な可動部の増加による故障リスクがある
- 限定モデルなど特別仕様車での採用の可能性がある
- 量産化には開発コストの増加が影響する
- RX-9に搭載されるかは今後のマツダの発表次第

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